個人で活動中のヴォーカリスト必見!完璧主義に翻弄されず、計画的に音楽作品を量産する方法

ヴォーカリストにとって「自分だけの音楽制作」をする事は、自身のキャリアを上げるためにもとても大切なアクションです。

自分自身だけのコンセプト・メッセージ・メロディ・リズム・ジャンル・トレンドなどを生かして「世界に一つだけのオリジナル作品」を生み出す事は、感慨深いものがあります。

まだ挑戦したことがないヴォーカリストの方は、是非「自分だけの音楽制作」に挑戦してみて欲しいと思います。


さて、このトピックでは、音楽制作における「時間」について考えていきます。

制作に関わる具体的な制作方法に関しては、別のトピックにてご紹介させて頂きます。


音楽制作における「時間」とは

ヴォーカリストにとって「時間」は「生きた証」です。

何を考え、何を作り、何を伝え、何を残すか。

これらにはどうしても「時間」が必要です。

今この瞬間、あなたが考えている音楽を、形にしましょう。

10代・20代・30代・40代・50代… それぞれの作品に味があり、その魅力は「一長一短」です。

若いヴォーカリストは、若年層でしか書けないメッセージ、青春・勢い・トレンドを掴み取った「フレッシュさ」があるでしょうし、知識・経験・資金など「制限」されたリソースの中でどれだけ良いものが生み出せるかがカギになるでしょう。

ベテランのヴォーカリストとなると、年齢を重ねるにつれ生み出す音楽の「品質」は向上するでしょうが、トレンドに対する「時流」にはついていけなくなる傾向にあります。

このようなことから、音楽作品を作り出すベストなタイミングは「今この瞬間」という事が言えます。

人生は有限です。思っているよりも時間はありません。

もしあなたが「今この瞬間」を切り取り、自分だけのアートにしたいと考えているのであれば、今すぐでも音楽制作に取りかかるべきです。


ヴォーカリストは完璧主義になりがち

ヴォーカリストが自身の音楽作品を作り込む中で、人はどうしても「完璧主義」に陥りやすくなります。

  • このメロディーで大丈夫だろうか?
  • リスナーはどう思うだろう?
  • もっと良いミックスにしたい!

こだわりを出そうと考えれば考えるほど、次から次へとこだわりポイントが増えていく。

いつになっても自身の作品を発表・配信・販売することが出来ない。

いつリリースするの?と問いかけると「いや、まだ充電期間中なので…」。

これは、完璧主義がキャリアアップを阻害している代表的な例です。

「完璧主義」は、自身の能力を高めるにはとても有効な理念ですが、時として自身の足を引っ張ってしまう要因にもなりかねない考え方でもあります。


完璧主義は幻

ここで言う「完璧」とはなんでしょうか?

あなたの中で「完璧」であったとしても、他者にとっては「微妙」な可能性があります。

あなたのヴォーカリストとしての価値を決めるのは「他者」です。

つまり、自身の主観だけでバランスを取ろうとしている「完璧主義」は、他者のアイディアを無視し続けている時点で「幻」と言うことです。

あなた自身のモノサシで「完璧」を求めつつ、他者のアイディアを取り入れることによって、主観と客観のバランスが取れた「真の完璧」を得ることができるのです。


自分自身に「期限」を設定する

そこで、完璧主義を克服するには「自分に期限を設けること」が効果的です。

「完璧」を目指すのではなく「期限を守る」ことで、100%完璧な作品を作らなければならないというプレッシャーから解放されます。

期限を決めることで、目の前のタスクに集中することができます。


「期限」を管理し、挫折しないようにする

ここで言う「期限」は現実的で達成可能なものにして、挫折しないようにする事がポイントです。

例えば、1曲を制作するにあたり

  • 長期的期限:必ずこの日程までに配信設定をする
  • 中期的期限:各工程を細かく区切る
  • 短期的期限:今日やるべきこ事を決め、仕上がったら進捗する

といった内容をあらかじめザックリと決めておくと良いでしょう。


予定通りに進むわけがない、と心得る。

ただし「予定調和」が毎回起こることは考えない方が身のためです。

途中でイレギュラーな事態が発生した場合でも対応できるように、数日分余裕を持ったスケジュールを組み込むと良いでしょう。


80%のプロトタイプが完成したら、他者の意見を聞いてみる。

「試作品 = プロトタイプ」が完成したら、他者に意見を求めることをオススメします。

ここで言うプロトタイプは、「おおむね 80% の進捗状況」であることが含まれています。

  • 分子 = あなたが制作している作品の進捗状況
  • 分母 = あなたが完成と思い描いている作品レベル

100% を目指してしまっては、これはまさに「完璧主義」。

50% では、あなたのこだわりポイントが見えずらい。

なので「80%」がオススメなのです。


残りの20%で客観を取り入れ、真の完璧を目指す。

ちなみに残りの「20%」は、他者の意見を踏まえた上で取り組むべき、「仕上げの領域」となります。

自分で制作しようと考えていた「10%」と、他者がくれたアドバイスを活かした「10%」を混ぜると、客観を取り入れた20%で仕上げることが可能になります。

他者の意見は、自分の発想の中に含まれないアイディアが大半ですから、独りよがりな「完璧主義」に悩まされる無駄な時間を過ごすより、最速で成果に繋げやすくなるでしょう。


どうせ仕事は「やり直し」が付きモノ

自分が完璧だと思っても、他者はそれを完璧に感じない。

つまり、音楽制作というものは最初から「やり直し」が起きる事が大前提なのです。

であれば、プロトタイプをササッと仕上げて他者の意見を求めた方が合理的なわけです。


ただし、自身のコンセプトをブラさないこと

気をつけなければならない点は、自身のコンセプトをブラさないことです。

他者の意見を聞きすぎて、そもそものコンセプトが崩れてしまうようであれば、本末転倒です。

自身の作品の良し悪しは、最後は自身で決断することになります。

あなたの作品を100人が100人全員良い!と評価することは、とても難しいことでしょう。

であれば、あなたは「完璧主義」は抑えながらも「コンセプト」は優先して良いわけです。


他者の意見に制作の手が止まったら

もし、他者の意見で

  • 的を得過ぎて
  • 強烈な内容を言われた

などで、これ以上の楽曲制作が進まないと感じ、手が止まってしまったら、

いっそのことその作品の制作を中止しましょう。

これはプロジェクトの放棄ということではありませんよ?

あくまで楽曲のアイディアを放置し、一から別の楽曲を作り直した方が良い方向に転じる場合がある、ということです。

「破壊と再生」とはよく言ったものですが、破壊はせずともそのプロジェクトで思いついたアイディアをもとに、楽曲の再構築を行うと良いでしょう。

80%まで仕上げたプロトタイプを放棄することはとても心苦しい決断もあるかと思いますが、そこまでの過程が無駄になる事はありません。

また別の楽曲の制作に活きるアイディア・スキルとなって活用する日がやってくるでしょう。

クリエイターはそうやって自身の知識と経験を高めているのです。


まとめ

完璧主義を捨て、満足のいく音楽作品を作ることは難しいことですが、それは可能です。

期限を決める、範囲を決める、全力で作品と向き合う、他人の意見を聞くなど、目標達成のための戦略はさまざまです。

褒められたら素直に受け取り、次の課題を設定することで、モチベーションを維持し、軌道に乗せることができます。

ご自身の活動に役立てて頂ければ幸いです!

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