裏声の出し方のコツ!ヘッドボイスとは?正しい発声方法と良い響きにするための2つのコツを解説!

カラオケで何曲も歌っていると、声がすぐに枯れてしまう。。そんな経験、ありませんか?

ライブでパフォーマンスしていると、声がすぐ裏返ったり、カサついた声質になってしまったり、歌っていて苦しくなってしまったり。。そんな経験、ありませんか?

それはもしかすると、裏声の出し方に課題があるのかもしれません。

正しい発声方法を学ぶことで、良い響きを保ちながら効果的に歌うことができます。

そこでこの記事では、ヘッドボイスとは何か、正しい発声方法と良い響きを得るための2つのコツについて詳しく解説します。

特に、駆け出しヴォーカリストの方々にとって必要な基礎知識となりますので、ぜひ参考にして頂きたい内容となっております。

目次

声区について

ヴォーカルレジスター:4種の声区

声区(せいく レジスター Voice register)とは、声帯の震え方による音色の違いのことを指します。

声区論で語られる幾つかのパターンのうち、ASSORT MUSIC SALON では「二声区→三声区→声区融合」といった流れでご自身の発声と向き合う事を推奨します。

チェストボイスとヘッドボイス

二声区では、モーダル・レジスターに含まれるチェストボイス(地声 ・表声)ファルセット・レジスターに含まれるヘッドボイス(仮声・裏声)を活用して歌唱するスタイルの事を示します。

チェストボイスとヘッドボイスとミドルボイスの範囲

三声区では、チェストボイスヘッドボイス、さらにミドルボイス(中声)と言うチェストボイスとヘッドボイスの両成分を混ぜた発声方法を加えた声区になります。

ミックスボイスの考え方

声区融合とは、発声出来る音域(レンジ)のどの音高(ピッチ)も、チェストボイス・ヘッドボイス・ミドルボイスどれでも発声することが出来る状態を示し、この状態をミックスボイスと呼びます。

音域と混同されがちですが、声質と音域を連動させて考える捉え方声区となります。

若干ややこしいですが、声区融合でもあるように、高いチェストボイスもあれば低いヘッドボイスも存在するという事です。

声楽におけるレジスタ

歌唱やその訓練において、主に発声者の体感、諸器官の働き方の違いで声を分けるとき、一連の声のシリーズを声区(レジスタ)と呼び、音色で分ける「声種」とは区別される。

https://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%A3%B0%E5%8C%BA
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ヘッドボイスについて

ファルセット・レジスター内での分類

2種の裏声:ファルセットレジスター

ファルセット・レジスターに属する声質では様々な声の出し方が研究されていますが、代表的な声の出し方は2つとなります。

ファルセット・ヘッドボイスと言います。

それぞれの特徴を見ていきましょう。

ファルセット(仮声)

ファルセットとは、「息混じりの弱々しい裏声」と定義された裏声です。

日本だと「仮声・(一般的に)裏声」と呼ばれます。

ファルセット・レジスターに分類されます。

「息混じり」と特性を含んでおりますので、透明感・風・クリスタル・霧といった、幻想的な印象を与える裏声です。空間を感じさせるようなジャンルで多用される傾向があり、涙が流れるような感動を生みやすい特徴もあります。

また中咽頭のみならず下咽頭も開放的にする傾向があるため、結果的に軟口蓋を通過した奥まった印象ふくよかな共鳴も特徴です。

ですが、「息混じり=声帯を半開きで発声する」という事ですので、安定して発声するには経験とスキルが必要なため、非常に難易度が高い発声方法と言えるでしょう。無意識に息が漏れてしまう状態もファルセットと呼ばれる傾向があります。

Chill系の柔らかなビートやサウンド、メインボーカルというよりコーラスパートで活用される傾向が多いとされています。

ヘッドボイス(頭声)

ヘッドボイスとは、「声帯を閉門した、鼻腔を通過する芯のある裏声」と定義された裏声です。

日本だと「頭声」と呼ばれます。

ファルセット・レジスターに分類されます。

「声帯を閉門する」という特性を含んでおりますので、裏声にしては実体がハッキリとしている印象の響きとなります。そのため、ファルセットに比べ、声帯の振動=喉頭原音が100%効率よく響いていることで、音圧を出しやすいことも特徴です。

頭声と呼ばれているものの、主に鼻腔共鳴が中心であり、頭頂の共鳴は「結果的に響いている」程度で捉える方が良い傾向にあります。

EDMサウンドのようなタフなビートやサウンドでも負けない、存在感のある裏声として、2020年以降の現代ポップス歌唱の裏声はヘッドボイスが主流となっている傾向があります。

また、ミドルボイス(チェストボイスとヘッドボイスを混ぜる発声方法)を習得するには、ヘッドボイスのマスターは必須条件となります。


ヘッドボイスの出し方

チェストボイスとヘッドボイスにおける共鳴の角度

さて、ここまでの説明の中で、ポップス歌唱の中で活用する声は ヘッドボイス であることが分かるかと思います。

ヘッドボイスを発声する方法は、様々な理論・流派・スクールによって言い回しが異なる場合がございます。

この記事でお伝えするポイントは「2つ」とさせて頂き、集約してご紹介致します。

2つのポイント

ヘッドボイスを発声するための、2つのポイントは以下の二つです。

ヘッドボイスの声の出し方:2つのコツ

ヘッドボイスの2つのルール

  • ①息漏れ0
  • ②鼻声(開鼻音

①息漏れ0 とは「声帯(声門)をリラックス閉じ、声帯を100%振動させた響き」と言う意味が込められています。

息を「ハァ〜」と吐いてみてください。その勢いのまま、「ハァ〜ハッ」と息を止めてみて下さい。

この時に、声帯で息を止めるようにして下さい。口は開けたままです。

そうすると、口は開いているけれども声帯で息が止まっている状態です。これが声帯が100%閉じている完全閉鎖状態 = 閉門 と言います。

この閉門には「力み」は必要ありません。あくまでも声帯をピトッと寄せるテクニック程度に考えて下さい。必要最低限の「支え」で声帯を優しく閉じます。

この閉門の状態から、さらに空気の圧力を高めていくとエッジボイス*1が発声でき、そこから音程を上げると、チェストボイス→ヘッドボイスと息漏れ0で発声することができます。

*1 エッジボイス = ヴォーカルフライ と同義。最低音で「あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛」と声帯を振動させる声の出し方。

②鼻声(開鼻音) とは「鼻腔を開放的に共鳴させつつ、響きを鼻に集中させる」と言う意味が込められています。

開鼻音(オープンネイザルボイス Open )を発声するには、「まみむめも」の子音である「m」の子音が活用されます。

高い音域の裏声で「Mam Mam Ma~」と発声してみましょう。この時 ①息漏れ0 も同時にクリアしている必要があります。そうすると、前方に響きの角度が傾き、鼻腔からまとまった響きが発音されているかと思います。これで理想的なヘッドボイスが完成しました。

この息漏れ0鼻声(開鼻音) を抑えるだけで、簡単にヘッドボイスを演出することができます。

この声の状態が、体の空間(共鳴腔)が一番開放的に響いている一番「イイ声」の状態になります。


まとめ

いかがでしたでしょうか?

ご自身の声のコンディションを確認し、ファルセット・ヘッドボイスのどれに該当するかを見直すキッカケになれば幸いです。

艶やかな声を維持しながら、より魅力的な歌声を目指していきましょう。

ぜひこの記事の情報を参考に、あなただけのヘッドボイスを作り上げてください!

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